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チベットでは、こんなことが起きている

中国の侵略

 チベットはかつて、独立国でした。しかし「もともとは中国だった」という軍事力の脅しによって中国の一部にさせられてしまいました。1951年、かつてのチベット政府は、中国の軍事的脅威のもとで中国政府と「17条協定」を結ぶよう強いられました。協定の内容が守られていれば、まだマシだった。しかし、中国は約束を守らず95%以上の僧院を破壊し、多くの僧侶を還俗させ、経典を焼き、仏像を持ち去って溶かしました。また、僧院を中心とした社会の仕組みを壊し、チベット人の土地を勝手に分配し、遊牧民から放牧地を取り上げて定住させようとしてきました。中国はこれを「封建農奴制からの解放」「民主改革」などと呼び、多く見積もっても600万人しかいないチベット人に対して8万以上の人民解放軍を送り込んで虐殺をくりかえしました。

1988年3月チベットで行なわれたこと



虐殺されたチベット人

 穏やかな仏教徒であるチベット人による抵抗運動が、全チベットに広まりました。数の上で太刀打ちできないチベット人は、もっぱら山間にたてこもってゲリラ戦を展開するしかありません。1959年にはチベットの都ラサで市民による大規模な反乱が起こりましたが、もちろん中国軍に鎮圧されてしまいます。ダライ・ラマ14世は、これ以上の戦いを避けるため、インドへ亡命せざるをえなくなりました。ダライ・ラマ14世がチベットを去った後、中国は中央チベットに「チベット自治区」を成立させ、中国に従わない者は容赦なく投獄されたり殺されました。また、チベットに軍人などが急に流れ込んだために食糧事情が悪化し、大量の餓死者もでました。「民主改革」「文化大革命」を通して、中国による拷問や戦闘、餓えのために死亡したチベット人は120万人にのぼるという統計もあります。 1989年3月、ラサに戒厳令を敷いて外界から遮断してしまいます(このときのチベットのトップが、今の中国の国家主席・胡錦濤でした)。1990年5月に戒厳令は解除されましたが、反中国的な行動に対する強攻策は今も変わっていません。

中国軍チベット巡礼者殺害映像(日本語字幕付き)



破壊される民族のアイデンティティ

 チベットの文化やチベット人のアイデンティティの破壊、人権の抑圧は、現在も着々と進んでいます。僧院などの宗教施設は形だけは復活しましたが、僧侶の数に制限が設けられ、共産党のチームが駐屯して「愛国教育」と称する講習を行なっています。そこでは、チベット人の指導者であるダライ・ラマ法王をののしることが強制され、嫌がる者は僧籍を剥奪されて追い出されたり「分離主義者」として投獄されて拷問を受けたりします。ラサでは、96年頃から寺院を含む公の場所でダライ・ラマ14世の写真を掲げることが禁止されました。
 チベット文化は教育面でもおざなりにされてきたといわざるをえません。長い中国支配の下でチベット語を教える教師が減り、したがって、チベットを学ぶ機会が減りました。この悪循環で、中国語しか話せないチベット人が増えています。多くの役所や職場を牛耳っているのは中国人ですから、中国語ができないと就職もままなりません。中国当局は「チベット人幹部がたくさんいる」と主張しますが、肩書きはあっても実権のない場合が多いのです。中国支配に抵抗するデモなどは今もたえることなく、「ダライ・ラマ万歳」「チベットに自由を」などとスローガンを叫んだだけで、裁判もなしに過酷な環境の刑務所に投獄され、労働矯正キャンプに送られ、拷問を受け、死刑になる人もいます。


チベットの抗議デモ隊に乱射




環境破壊

 また、中国はチベット高原が広いのをいいことに、核実験場をつくり、核廃棄物・産業廃棄物の捨て場にし、鉄道を敷いて鉱物資源を持ち去り、貴重な野生動物を乱獲しています。森林の豊富な東チベットでの乱伐は、98年の揚子江水害の原因にもなりました。


緩やかに進む「民族浄化」

 人口が希薄なチベットに、人口過密な中国本土から大量の人口を故意に移動させる動きも盛んです。移住者は税金面で優遇を受け、高い給料を受け取る一方、地元のチベット人から仕事を奪います。移住してきた中国人が食べる小麦や野菜をつくるために、遊牧民の土地が奪われ、急激に人口が増えたために、生態系が破壊されています。こうして中国人の数を増やしておいて、チベット人には産児制限を押しつけ、避妊や中絶を強制しています。このままでは、チベット人が少数派になってしまうでしょう。ひとつの民族を物理的に抹殺してしてしまう「民族浄化」が、ゆるやかな形で確実に進んでいるといえます。そうすれば、いずれチベット問題という問題じたいがなくなります。これが中国が求める「最終的な解決法」かもしれません。


チベット抗議デモ者を笑いながら個人攻撃

 パリでのチベット抗議デモに参加した人を笑いながら個人攻撃している中国人。気味悪い 映像です。これが中国人の本性である。よく見ると、女性か少年しか攻撃しない。要する に弱そうな人にしか攻撃してないのです。本当に気持ちが悪い映像です。